ブログの存在意義に関して再考して、継続できる気持ちになった。トップメッセージも変えた
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ブログの存在意義に関して再考して、継続できる気持ちになった。トップメッセージも変えた

ブログを何のために書くのか?ということをずっと悩んでいましたが色々と考えてみて整理ができました。

まず、僕は良い文章を書く能力に対する渇望を抱き続けています。

文章を書く過程は思考を強化します。また思考を伝える強力なインターフェイスでもあります。現代的に人と働くためには文章を通して相互に考え、また考えを伝えあう必要があると思っています。そのため良質な文章を書く挑戦に挑み続ける必要があります。

思考を整理するだけであれば、日々プライベートなドキュメントに書き溜め整理しています。ただこれだと不十分に感じています。「人に伝える文章力」は、人に伝える目的で書かれ、その役割を果たし、フィードバックを受けることでのみ強化されていきます。つまりどこかに書き溜めるだけではなく、何かしらを公開し続ける事が必要です。そのため、ブログは良い自己鍛錬の場所であります。ただ残念なことに課題や目的を失い、スキルだけを高めたいという気持ちは持続しません。僕は目的や課題が不明瞭な鍛錬は僕は非常に苦手であり、すぐにその空虚さを感じ継続をしなくなります。実際に2021年2022年もそんなにブロクを更新していません。

では僕は何を目的としてブログを書くと良いのでしょうか?

今まで(2022/11まで)は、「何か人の役に立つ情報発信がしたい」という気持ちでブログを運営しようとしていました。「忘備録」や「何か知見を書き留めておくと良い」ということは毎日コードを書いていた日々で、身につけた価値観です。特にコードやプログラミングに対しての整理や構造化はドキュメンテーションとしての価値を持ち、汎用的な知識として外部に公開する価値は高いものだと思っています。要するに少なからず人の役に立つだろうということです。

一方で職能が変わり管理職のような、経営に近い位置で働くにおいて、あまり汎用的なプラクティスというものは無くなりました。確かに取り組みを経て構造化した知識や知見はあるのですが、それはあくまでもその会社の状態においてという話であり、手法や観点、課題に再現性がなくなっていきました。

また、会社のフェーズが変わるごとに繰り返し、新しく書籍などを通してインストールして挑んでいくことになり、取り組む領域が非常にランダムになりました。

これらの現象から、人の役に立つ確信、特に情報の連続性において人の役に立つ確信がなくなっていきました。例えば、今の関心を書き続けると、技術の話をしたと思ったらプロダクトマネジメントの話をしたり、人事の話をしたり、財務の話をしたり、急に英語で文章を書いたりすると情報のカテゴリとして散乱してしまい、誰の課題を解決するための情報群なのか?ということが不明瞭になっていきます。「全体に連続性がなく誰かの役に立たなさそう」これは僕に対してブログを書く意義というものを失わせており。結果から見てもあまり更新されない情報になっていました。

色々と目的を考えた結果、自己開示のために文章を書き、結果あなたに僕の考え方/観点を知っていただくことを目的としようと思いました。

僕は誰かのことを理解しようとするとき、その人の文章やインタビュー、コードを読み、聞き、対話をし、その人の言葉を頼りにその人を理解しようとします。そのため、色々と情報が開示されていると「助かるな」と感じます。何かを題材として文章があるとき「何か」はそこまで大事でなく、それをどう捉えているるか?ということの方が人を理解する上で、重要です。

そのため、少なくとも僕の考えや思考を知ることができると嬉しい状況にある人(主に一緒に仕事や取り組みをする方)にとって有益な場所になるのは間違いないな感じることができました。僕としても文章を通じて評価していただいた上で対話ができるとより、深い相互理解にたどり着けるのではないかと思っています。

今後「何を書くか」ということはテーマを固定せずに折々に大事だと思うことなどを自由に書いていきたいと思います。コンテンツ単体は何かしらの意味や整理があるはずでそれはそれでよく、テーマが雑多に集積し散乱するこのブログは、僕を理解するという点で良い情報のまとまりになると思っています。

目的に則した形で、以下にブログのトップを更新しました。

こんにちはkameikeと申します。生きる中で思ったことを書き、公開しています。トピックとしては技術・組織・会社・インターネットのようなトピックを書いてます。
文章の力は偉大です。自分の考えを積み上げていく土台として思ったことを書いています。
雑多なテーマの文章を、ここに公開し、ここにまとめている目的は、自己開示であり、あなたとの出会いです。文章を通して書き手の視点や考え方、習慣、癖の一番中心にあるものが見えてきます。(例えばkameikeはtypoが多いです)この文章たちを通してもし何かに共感いただいたり、面白いと思っていただいたり、反論したい気持ちに駆られたりしたら、僕と一緒に何かを取り組むと、お互いの人生が深まったり、世の中が良くなるかも知れません。
文章を通して人と出会ったりつながりが深まったりすることは年間数回あるかないか稀なことだと思っています。ただ、このような出会いやつながりは鮮烈で価値のあるもののように感じており、そのため非定期的に僕は考えていること文章を公開していきます。